◆日本サッカーの驚異的な進化
日本サッカーは、1993年にJリーグが開幕してからわずか30年で、世界トップレベルのサッカー国の一つに成長した。その成長スピードは、世界でも類を見ない。その要因は、サッカーへの関心の高まり、国際経験の積み重ねがある。
93年に10チームで開幕したJリーグは、今や60チームに膨れ上がった。また、ワールドカップ2002年日韓大会で日本代表がベスト16入りを果たしたことも、サッカーブームに拍車をかけた。Jリーグのクラブは、地域社会との一体化を図った経営を展開した。これにより、地域に根ざしたサッカー文化が育まれ、サッカー人口の拡大につながっている。
歴代の外国人監督がもたらした功績も大きい。初の外国人監督ハンス・オフトの後、言葉の壁を乗り越え、世界レベルのサッカーを目指すようになっていった。トルシエ、オシム、ザッケローニがの3人は、欧州サッカーの戦術や考え方を持ち込み、日本サッカーの戦術と意識の両面で変革をもたらしてきた。外国人監督の人脈や手腕で、世界トップレベルの強豪国と親善試合を行うことで、代表の強化につながっていることも大きい。
©Nishikawa/SportsPressJP
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